Story
9月のある日、休暇を過ごすため、イギリスの田舎にある貴族の邸に、
家族や友人といった親しい人々が集まった。
元弁護士のトリーヴズ、マラヤから帰国したばかりの青年ロイド、
ハンサムなスポーツマンであるネヴィルとその妻のケイ。
そしてケイのボーイフレンドのテッドに、ネヴィルの元妻オードリーまでもが
邸に集まっており、非常に複雑な人間模様となっていた。
そんな中、邸の主であるレディー・トレシリアンが何者かに撲殺された。
凶器のゴルフクラブからはネヴィルの指紋が検出されるが、
ネヴィルには彼女を殺す動機がないうえに、アリバイがあることが判明し、
捜査は暗礁に乗り上げる。
いったい犯人は誰なのか?
そして、殺人の動機は…。
次々と見つかるあやしい証拠品や、登場人物たちの食い違う証言から、
意外な真犯人とその動機が明らかになっていく。